バルト三国旅行 エストニア・タリン編
Hiya!
まにゃんです。
年始1日~7日までバルト三国旅行へ行きました。
日本から見ると一緒くたにされがちなバルト三国ですが、これが三ヶ国とも違って楽しかった。
日程
1日 8:45ロンドン発、13:35エストニア タリン着(RYAN AIR)
2日 タリン
3日 ラヘマー国立公園
4日 8:00タリン発、12:25ラトビア リガ着(バス)
5日 16:30リガ発、20:40リトアニア ヴィリニュス着(バス)
6日 ヴィリニュス
7日 17:20ヴィリニュス発、18:10ロンドン着(RYAN AIR)
1日の朝5:45発の空港行きのバスに乗るために31日大みそかは22時に寝ました。笑
しかしここはロンドン。大みそかは花火をぶち上げ&大騒ぎがデフォルト。24時に家の前の通り(とどこか遠くのほう)で打ち上げられまくる花火と大騒ぎしながら家の前の通りを歩く人たちで、寝られたもんじゃなかった…w
除夜の鐘がうるさいって言ってる人たち(ほんとに存在するのかまじで疑問)は海外の年越し経験したほうがいいよ…。わたしはそろそろ除夜の鐘とか聞きたいです(3年連続海外年越し)。
さて、5:30過ぎにバス停(Baker Street駅)に行き、しかし待てど暮らせど5:45発のバスが来ない。。6時ころようやく来たバスはまさかの満員(予約制なのに)で乗れませんでした!!(?)
この時待っていたのは20人は居たはず。5分くらい詰め寄ったけれど運転手はバス会社に連絡さえしてくれず(英語が苦手なようでした)、慌ててBaker st駅からLiverpool st駅に出てそこから特急列車(高い)で向かう羽目に。
バスはeasy bus経由でAirpost bus expressのバスを予約していたのですが…easy busに問い合わせたところ、管轄してるのはAirpost bus expressだからそっちに転送したよ~とメールが来て、Airpost bus expressからは一向に連絡が来ない。
Airpost bus expressのHPから2回問い合わせ、FBページにも書き込みましたが返事する気も返金する気もないようです…(とか書いてたらFBページへの書き込みを消されました…もう…マジくそ…っ)。
始発駅(Victoriaとか)から乗れば問題はない…と思います…。
ギリギリに空港につき、税関を抜けめちゃくちゃ走って走って(この時点でゲートクローズの時間)電車でゲートまで行き走ってゲートまで行ってホントに最後の乗客でした。。危なかった!こんなに走ったのは久々…!
こうして着いたタリンは感慨深いものがありました。笑
空港がかわいい❤️日本からだとバルト三国の1つという感じですが、エストニア的にはフィンランドなんかと同じ北欧の中の1ヵ国という意識だそうです。
なお写真で日が差してますが、友人曰く「数ヶ月住んでて初めて日が出てるの見た」そうです。ロンドンなんか目じゃない!
でも今年は暖冬でそこまで寒くないと聞いていましたが確かにそんなに寒くなかった。タリンは海流?の関係でそんなに寒くならないそうです。
なので、バルト三国は南に行けば行くほど寒いという謎な感じでした。笑
そして、夏がオンシーズンだと思っていましたが、観光客は多かった。
タリンのホテルはここに滞在。
バスタブ希望してたのにタブのない部屋で、満室だからと移動もさせてもらえなかったのは残念だった…。
でも部屋も綺麗で、暖房がしっかり効いて寒くない。朝食のスムージーが絶品でよかった。笑
話を戻して…この日はタリンに住んでいる友人(2年半ぶりの再会!)が車を出してくれ、空港にも迎えに来てくれて市内の車で行かないとちょっと行きにくいようなところを案内してくれました。
Linnahall(リンナハル)
https://goo.gl/maps/Z7fuXexXBuVqBL4ZA
1980年のモスクワ五輪開催(この時、タリンでもカヌー競技をやったとか)に合わせて建てられた旧ソ連時代のタウンホールで、09年に閉鎖されたそうです。もっと前に建てられたものだと思った!もうすっかり廃墟です。
この時間(とは言えこれまだ16:30です)に行くとさすがに雰囲気がありました。もちろん、中には入れません。
うーん、露出上げて張り付けたのにアプリのせい?写真が編集前に戻ってしまう…。
奥まで行くとフィンランド湾が一望でき、結構高い建物なので振り返るとタリンの街も一望できます。
時間のない旅行者がわざわざ行くところではないと思いますが、わたしはすごく気に入りました。
時が止まったような、時代から取り残されているような感じがたまりませんね。旧ソ連崩壊知らないけど。笑
Tallinna Lauluväljak
歌の広場
https://goo.gl/maps/997Vjb7RVna6t784A
タリンでは1869年から続く5年に1度夏に盛大な歌と踊りの祭典があるそうで、それがここで行われます。毎回3万人の歌い手と、10万人以上の観客が入るそうです。
2019年の夏にあったので、次は2024年ですね。この祭典はユネスコ無形文化遺産に登録されています。
エストニアの人々は、ソ連からの独立を勝ち取るために暴力では訴えることなく、歌と踊りを受け継いで民族としての誇りを大切にしたそうです。ソ連支配下でエストニア語の歌が禁止になっても、言語を必要としない踊りを彼らは踊り続けました。
今の上皇上皇后両陛下が2007年?にエストニアを訪問された際にも、この歌の広場でエストニアの子どもたちが歌を歌ったそうです。
ここは友人の子供2人を連れていたので写真がない😅
1日目はここでおしまい。ホテルに帰って、22時ころには寝ました。笑
2日タリン旧市街散策!
ホテルから歩いてヴィル門を通り、旧市街に入りました。
ヴィル門のすぐ横にマクドナルドがあって風情が…笑
旧市街は歩いてるだけで楽しい!
クリスマスマーケットがまだ出ていました。このクリスマスマーケットは1441年から始まり、なんとヨーロッパで一番古いとか?
ヴィル門すぐ前にあるお土産物屋さんがニット系の品揃えもあって質も良くて良かったです
Hää Eesti Asi
Viru tänav 23, 10111 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/5nD2GzM16CbYTKMH7
1422年開業のヨーロッパ最古の薬局!
まだ一応薬局としても開いており、風邪薬やハーブティーなんかを売ってました。
Town Hall Pharmacy
Raekoja plats 11, 10146 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/gZNNnoKHYU3mmdyx6
奥の部屋では昔の薬(…)も展示されていました。
結構狭くて観光客が多いと狭いのでタイミングよく入れないとしっかり見れないです。
入場料などは特にないので、覗いてみて空いてるタイミングで入るのが良いかなと。英語表記もあります。
バルト三国は琥珀の産出地として有名だそうで、至る所に琥珀を売るお店がありました
色々なところで見かけた琥珀でできた船!
安く買うならリトアニア、デザインの種類が豊富なのはエストニアっていう印象でした。
お昼ご飯は旧市街の中のここ。おばあちゃんのところ、というレストラン。
Restaurant Vanaema Juures
Rataskaevu 10, 10123 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/vpqimp4Pg3SkuaAX9
奥はエルク(ヘラジカ)で、手前はポークロースト&ブラッドソーセージ!ブラッドソーセージは名前のまま、豚の血のソーセージです。笑
エストニアではクリスマスに食べるものだそう。これが美味しかった!
14時頃行きましたが満席で、並ぶこともありました。わたしたちも10分くらい待ったかなあ。
https://goo.gl/maps/LxnZVu4TTTzF8UWU9
(タリンの人々はソ連統治時代があったため、この教会に対する気持ちは複雑なものだとか)
聖母マリア教会
https://goo.gl/maps/u4jV9e3GFy2xFxgL8
壁一面にエンブレムが並んでいてかっこよかった。塔に登れるそうだけどこの日は登れず。
入り口にいた教会のスタッフのおじさんは無愛想なガンコ爺といった見た目だったけど最後に、どこから来たんだ。と言われ、日本だと答えたら、サヨナラ。と言ってくれた。キュン。笑
展望台にも上りました(ふたつありますが距離も近いし眺めがちょっと違うのでふたつ共行くといいと思います)。
旧市街の眺めは本当にカワイイ。
タリン最古のカフェでお茶(疲れ切っていて写真がないw)雰囲気もケーキも美味しかった。
創業当時から作られているのであろうマジパンがたくさん飾られていた。
クリスマスマーケットを横目で見つつ、
占領博物館へ。
Okupatsioonide ja vabaduse muuseum Vabamu
Toompea 8, 10142 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/TBPpQt4XAzbLf7KG6
エストニアは様々な国から占領されていた歴史があります。
91年に独立回復宣言をするまでの、人々の遺物や声が展示されています。当時の人々の映像がこちらに語りかけてくる形式の展示は、考えさせられるものがあります。
オーディオガイドがありますが日本語はなく英語のみです。しっかりと見ようと思うと3時間くらいかかるかも…。展示ひとつひとつに詳細なストーリーがあります。
Wikipediaでも良いのでエストニアの歴史を把握していると分かりやすいです。
ソ連時代の水の自販機。ボタンを押すとまだ水が出てびっくりしました。
なぜかこれしか写真撮ってないw
博物館の外にはドイツのベルリンの壁の一部がありました。
not for saleの表示に笑ってしまった。
3日ラヘマー国立公園
友人が車を出してくれたのでラヘマー国立公園へ行きました。
ラヘマー国立公園はめっっっちゃくちゃ広くて、今回は湿原(ヴィル湿原)へ行きました。
Viru bog
Estonia, Harju maakond, エストニア
https://goo.gl/maps/CJUE8a4RLrEZZTWF8
とにかく冬にこんなところに来るもの好きはなかなか居ないだろうことは分かります。笑
地図に写る範囲ほぼラヘマー国立公園だそうです。広すぎる。
入り口らしい入り口もなく、ただ森へ続く道を歩くと湿原が。凍っています。
森の中の道を抜けていくと…
遊歩道が延々と続きます。
この辺りで全員の不安が最高潮になります。笑
木で作られた高台があったので登ると辺りが一望できて良い気持ち!流石に風がさむかった。
子どもがいたのでここまでで引き返しました。大人の足でおそらくここまで30分かからないくらいです。
さらに木の歩道(ちょっとショボくなる)が奥に続いていました。夏だったら本当に気持ちがいいだろうな~。冬も楽しいです。
凍っていると白くなるのですが、この辺りの水は全て濃い紅茶のような茶渋色でした。木のタンニンか何かが染み出しているんだろうか…と予想。
この辺りはソ連統治時代より前のドイツ統治時代の建物マナ(Manor)ハウスと呼ばれる建物が残っていて、そこがミュージアムになっていたりレストランがあったりするそうです。
映画に出てきそうな豪邸!
開いてなかったけど中は見えた。
こういう建物やレストランはこぞって休業中(おそらく夏期のみオープン)で、レストラン探しに1時間くらいかかりました…。
Googleマップ見て営業中でも冬季休業のレストランの多いこと多いこと。
教訓:この国でGoogleマップを当てにしてはいけない。
なおこの教訓はリトアニアでも活かされますw
スーパーに入って開いてるレストランを聞くとわざわざ奥から人が出て来たり、一度聞いた人が後から車ですれ違いざまに、あっちよ!と教えてくれたりしました。
せっかくだからレストランも載せよう。
O kõrts
Võsu, 45501 Lääne-Viru County, エストニア
https://goo.gl/maps/TrGyehiNtqM3Xx9c7
エストニアの古い家屋を改築したレストランでした。
子ども用のおもちゃがたくさんあったので、夏は賑わうんだろうな〜!
タリンへ戻り、最後はBalti Jaama Turgというマーケットに連れて行ってもらいました。Tallinn駅のすぐ裏手です。
Kopli 1, 10412 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/YCb5izp2en6e7U9i6
地下はスーパー、1階はフードコートみたいな感じで、2階はアンティークショップが並ぶ鉄道の車庫を改装して作られた施設です。
ここの1階にTokumaruという日本人の経営するラーメン屋さんがあるので、(イギリスでは高くてなかなか食べられない)ラーメンを食べに行ったのですが売り切れでした…。ショック…。
でも替わりに食べたペリメニがとっても美味しかった~!
イケイケのタリンギャルたちが目の前で包んでくれます。笑
2階はほぼアンティークのお店。街中にもアンティーク屋さんが多くあった。北欧らしくセーターや毛皮なんかがたくさんあって(けっこう安い)買い物する余裕があるなら楽しいと思う。
モスクワオリンピックの缶バッチもたくさん。かわいい。
モスクワオリンピックの話は聞いて知ってはいるけれど、オリンピックをボイコットしたなんて、ちょっと想像できない。
でもこのタリンの街もオリンピックで盛り上がったのだろうか。
4日目は朝8時にバスでラトビアへ移動。8時から雪の予報で、最後の最後にだけちょっと吹雪きました。
バスはLux expressを利用。
各席の前に画面があって映画やら本やらがあってコーヒーも無料。格安航空より快適ですwこの時間はまだ外は真っ暗だし全員寝てた。
エストニアの旧市街は見所もたくさんあって、ご飯も美味しいしよい街でした。
電子国家の名前の通り、起業も簡単で盛んだそうで起業のために移住してくる日本人も多いとか。
治安の悪さは全く感じないし、車が来なくても信号を守る人がほとんどで民度が高いな~と感じます(車が来てても赤信号を渡るロンドン…笑)。
タリンでもラヘマーでも、英語が全く話せない人とは会うこともなく、ロシア語やフィンランド語が話せる人も多いようです。
フィンランドから船で来て日帰りという人も多いようですが、1泊したほうがいいんじゃないかな。
そうそう、タリンの観光にはタリンカードという公共交通機関乗り放題で博物館の割引も受けられるカードがありましたが、旧市街の中には電車がないので買わずに過ごしましたが特に問題なかったです。
街中に電車やトラムは結構走っていますが、配車アプリのBolt(これはエストニアの会社!)が安くて便利でした(30分くらい走っても3€とか…)。
なので、友人の車での移動以外すべてBolt使用しましたwトラムとそんなに値段が変わらないんですよね。
今回行けなかった行きたかった場所は…
KGB Museum
Viru väljak 4, 10111 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/cEYd93ftePLb7jxH6
かの有名な旧ソ連の諜報機関KGBのオフィスを改築して作られた博物館。
ここはホテルの最上階にあるのですが、表向きには存在しない最上階です。
当時、外国人はこのホテルにしか泊まることが許されておらず、元々盗聴するために作られているので、タリンに来るたび毎回同じ部屋に通された…なんていう話もあるそうです。
ここは予約が必要なのですが、オフシーズンだし~と前日に予約しようとしたらチケット売り切れてました。ばか。笑
ラトビアとリトアニアにも同様の博物館はありますが、ホテルの最上階にあって…という面白いのはここ。ラトビアとリトアニアならラトビアのKGB博物館がおススメと言われラトビアで行きましたが、たしかに凄かった。
旧市街の中には別のKGBの博物館もあります。
KGB Prison Cells
Pagari 1 sissepääs, Pikk 59, 10133 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/mCPJA7krPaKLuiP18
カドリオルグ宮殿
Kadrioru kunstimuuseum / Kadrioru Loss
A. Weizenbergi 37, 10127 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/FBz8mLS4ibEPqLiG8
18世紀にピョートル大帝が建造したバロック形式の宮殿で、現在は西側諸国やロシアの作品を展示する美術館になっている場所。
ここはちょっと距離があるんですよね。。旧市街と反対側だし。で、時間がなくていけませんでした…。
カドリオルグ宮殿の近くのクム美術館も行けなかった。
クム美術館
A. Weizenbergi 34, 10127 Tallinn, エストニア
https://goo.gl/maps/6sx5CbZPT8SeszfTA
タリンに住むエストニア人からカドリオルグ宮殿よりこっちがオススメだと言われたと友人に勧めてもらいました。
ラヘマーがもっと順調だったら(お昼ご飯探して1時間以上も時間ロスしなかったらw)行けたかもなあ。
まあ、旅行は少しくらい行きたいところを残せと言いますからね。
いつかまた夏の(←これ大事)エストニアにも行きたい。
エストニアだけで結構な量になってしまったので、ラトビア&リトアニアは別途まとめようと思います。気長に待ってね。
Cheers!